【タイ旅行記】タクシーとバス、謎トゥクトゥク【part6】
タクシーの使い方講座
バンコクのバス乗り場に着いたのが午後4:30。
昼ごはんが11時、総計8時間程度のバス移動で疲れた身体にこれ以上歩き回るという選択肢は浮かんでも来ない。
晩御飯をさっさと食べてホテルにチェックイン、ベッドにダイブまでが既定路線である。
長距離バスのターミナルはバンコクの中でも結構北の方にあり、意外と中心部までは時間がかかる。まずはターミナルからタクシーを利用して近くのMochit駅まで向かい、そこでご飯を食べてからホテルへと向かうことに。
バンコクという街、タクシーがありえないほど多く走っている。ピンクの車体か、黄色と緑の車体をしているのだが、体感街を走る車の3台に1台はタクシーといった具合である。
ターミナルにも当然タクシー乗り場があり、チケットを取って待っているとタクシーが次から次へと入って来てお客さんを乗せていく。
そして大変なことに、タクシーは英語が通じない。日本も同じかもしれないが、まあほとんど全く通じないといっていいだろう。運転手のみならず乗り場の係の人にもほとんど通じないためいよいよパッションで乗り切ることが必要となる。
さて、ターミナルで待っていると、すぐに順番が来てタクシーがやって来た。ここでバンコクのタクシーの乗り方を解説しよう。
バンコクのタクシー解説、その1
まず助手席か後部座席を開けて、運転手さんに行き先を伝える。
助手席の窓を開けてくれることもあるのだが、ここで大切なのはすぐに乗り込まないこと。日本のタクシーだと乗ってから行き先を伝えたりするが、バンコクのタクシーは先に目的地を伝えて運転手さんがいいよって言ってから乗るのが基本。
勝手に乗り込むと、横暴な人に見え怖がられる可能性もあるし、そもそも移動距離や方面によっては断られることも珍しくないため、乗り込む前に確認するのが礼儀。異国の地で余計なトラブルは避けるためにもしっかりと乗る前に行き先を伝えよう。
実際ターミナルで最初にやって来たタクシーには、我々が外国人だからか断られた。こういうことも全然珍しくない、めげずに次のタクシーを探そう、何せ山ほど走っている。
次にやって来たタクシーは100Bで駅までならいいとのこと。僕たちもあんまり交渉で揉める元気はなかったためそれで手を打ち乗せてもらうこととした。
ここでバンコクのタクシー解説、その2
メーターと定額交渉
タクシーには基本的にメーターがついているのだが、メーターを回してくれるかは分からない(なんでやねん)。
メータータクシーと書いている場合でも、最初に何Bというのを提示されてそれで乗り込んだ場合は最初の言い値が料金となる。
タイ語が流暢に話せたり、手慣れているのならメーターを回してもらう方が安く済むだろう。
ところが外国人の僕たちには難しい交渉をする能力はない、同じ料金しか取れないなら外国人を乗せるのは面倒なのであまり受けてもらえないこともある。
というわけで少々相場より高い額であっても、法外でなければ提示額で乗せてもらうのも選択肢である。今回なら空港まで100Bだが、メーターを一応回していて表示は75Bぐらいだった。
こうしてみると少々高いが大した差ではない、道路の混み具合なとでメーターの回る量も変わるし、タクシーは人数割なので複数人なら1人当たりの差額はより小さくなる。悪い条件ではないだろう。そもそも100Bって450円とかである、全然高くない。
なんとなくの相場を出すとすると、GoogleMapで15分の距離ならメーターで100Bぐらい。ただバンコクは道がありえないぐらい混んでいるため15分ではもちろんつかないし料金も高くなる場合がある、あくまで額を提示された時の目安といった感じである。
ちなみに偉そうに語っているが、これはタクシーに何回か乗ってみたあとに書いているもの。実際にうまく乗るのはやはり難しいし、実際あとでぼったくられる。何事も経験だ…。
ともかく100Bを支払いMochit駅に到着!紆余曲折ありながら都市部まで出られて本当に良かった。
すごいぞ!フードコート

本日ご飯を頂きますのがこのJJMALLというところ。バンコクには星の数ほどショッピングモールがあり、そのどれもがはちゃめちゃにデカい。このJJMALLも例に違わずとんでもない広さと山ほどの店を構えており、中に入ってからフードコートに行くまでも一苦労である。

フードコートの雰囲気はこんな感じ。
なんといっても目を引くのがその安さ。一食60〜70Bぐらいで食べられ、大盛りにしたって80B、350円でお腹いっぱいである。
まずはメインカウンターでモール内で使えるカードをもらい、そこにお金をチャージする。金額は任意で、渡した額だけ残高が増えるプリペイドカードシステム、使わなかったら後から現金に戻してもらうこともできるのでとりあえず多めに入れておくといいだろう。
そしてカードをそれぞれお店に持って行けばバーコードを読み取って決済が行われ、1分ぐら待っていると料理が出てくるといった感じ。

カオマンカイとガパオライス、それぞれ70Bと80Bとか。味もしっかり美味しかったしボリュームも文句なし、とりあえずバンコクで食事に困ったらフードコートがおすすめだ。
ただの感想だがタイ料理の中でもカオマンカイはレベルが違う美味しさをしていると思う。どこで食べてもアベレージが高いし、タイ米との相性が完璧。鶏料理の一つの完成系なんじゃないだろうか。
フードコートにはいろんな店があり、他にもパッタイとかカオソーイとかトムヤムクンとか、たこ焼きとか寿司とか色々あるので是非訪れて欲しい。
ホテルへ
晩御飯をたらふく食べてもう今日はホテルに向かうだけ。
せっかくなので流しのタクシー(道を走ってるタクシーを呼び止める)に挑戦してみることに。
道端から手を斜め下に出してタクシーにアピールする。
まず最初のタクシーは止まってくれたものの行き先を出すと断られてしまった。
次のタクシーは行き先を出すとOKとのこと、僕が交渉した訳ではないのだがどうやら500Bで手を打ったらしい。
タクシーの相場がわかってないのでそんなもんかー、の気分で乗車。
途中高速を使うルートを通り、高速料金の50B(一律っぽい)も払うことになった。

とにかくバンコクの道は混んでいる。この写真はたまたまそこまで多くない道で撮ったものだが、乗っている時間の2/3は渋滞待ちといっても過言ではない。
距離やマップの出す所要時間を見て移動するのは禁物である。
なんだかんだで30分強ぐらいだっただろうか、ずっと混んでいたが無事ホテルへと到着。
僕は外国人がそもそもフェアに交渉してもらえることなど無い(というかリスクを背負わせているのだからその分多く払うべき)と考えているので、何も考えずチップを出してしまったのだが、振り返ってみれば500Bというのは相当高かった気がする。
メータータクシーでメーターを回した感じを見るに、適正な料金は200B程度といったところだろうか、高く見積もっても300Bである。
うーんこういうのは難しい、日本のタクシーの感覚では500Bが全然高くないので違和感を持てなかった。だって4人いるから一人500円とかだよ?日本なら倍はかかる。
今東京駅から渋谷駅の料金(所要時間が同じぐらい)を見てみたが3630円らしい、やはり500Bですら相当安いと思う。
言い訳はこのあたりにして、とにかく少々ぼったくられたがホテルには着いたのでよしとしよう。
ここから2泊、泊まるホテルがPhranakhon heritage hotelというところ。
https://www.trip.com/w/AeHcErL6KR2
少々メインの地域からは外れているものの、かなりしっかりしたホテルで朝食付き一泊4000円ぐらい。4つ星ホテルらしく、プールとかジムもついている。渋谷なら30000円とかしそう。


部屋はこんな感じ、テレビでYoutube見れます、嬉しい。
ベットも寝心地良かったので、リゾートホテルを望んでいないなら十分すぎるホテルでしょう、もう僕はお疲れなのでさっさと就寝します、おやすみなさい。
バスの使い方講座
結局9時間ぐらい寝てしまった。おはようございます。

朝食はビュッフェスタイル。連泊すると料理の種類が少なく感じられるかもしれないが、2泊では全然満足、強そうなマシンで入れるコーヒーが美味しかった。
今日の予定だが、一応観光名所も訪れておこうってことで王宮周りを巡ることに。
昨日はタクシーを使ったので今日はバスを使ってみようかなと。
バスの魅力はなんといってもその安さ。降りる駅に関わらず定額で一人1.5Bである。
もう一度言おう、1人1.5Bだ。
意味わからん。
端から端まで乗っても7円?
冗談みたいな金額だがこれが本当なのだ。

こんな感じでバス停で待っているとバスがやってくる。前に書いてある番号がバスの種類、とにかくいろんな路線があるので自分が乗るバスが何番かはよく確認しておこう。
だがバス停には勿論路線図などない、悔しいがGoogleMapを使うのが賢明だと思う。
時間もまあ守られていないのだが、本数が多いためこちらはさほど困らない、来たバスを逃さないことだ。
乗車する時は、まず乗り込んで席に座る。すると車掌の方がやってくる、ここで行き先を告げてお金を払うという仕組みだ。
次止まりますボタンも一応あるのだが、先に行き先を申告するのがバンコク流、英語は全く通じないので、降りるバス停の名前はタイ語でしっかり覚えておく、あるいはスマホにタイ文字で出しておくとスムーズに進むだろう。
そして1.5Bを支払うと紙のチケットを折って渡してくれる、あとは到着まで待っているだけでOKだ。

バスからの景色、クーラーがある車体もあるがないものもある。最初に乗ったバスには無く窓が全開だった。
しばらく揺られているとワットポーの前まで到着。時間と体力に余裕があるならとても安上がりでいい交通手段である。さらにバンコクの至る所を走っているため大抵の場所から乗れるし着けるというのもGood。
謎トゥクトゥク
ワットポーの前で降りると謎のお兄さんが話しかけてきた。
話を聞くに今ワットポーの仏様はご飯の時間だから入場することができない、先にワットアルン(川を挟んだ先にある)を回るツアーを紹介してやるから来いというのだ。
1人10Bで連れて行くらしい。
うーん胡散臭い。
何回か断ったのだが、結局押しに負けて乗ってしまった。

乗って行くと謎の船乗り場みたいなところに連れて行かれ、そこでワットアルン周りの寺院を回るツアーを解説される。
1時間で回って1200Bらしい。
高すぎる、普通にあり得ない。
No thank you. Too expensive.
すると値段を下げてきて600Bになった。
高すぎる、普通にあり得ない。
Too expensive.
正直こうなるだろうなーというのは分かっていたのだが、なんか変な路地にいるので無理矢理出て行くのもやりづらく面倒である。
何回かやり取りを繰り返したのち、見込みがないと判断したのかまたワットポーの方に帰って行った。戻るのに無駄な徒歩をさせられ僕も不機嫌である。ともかくトラブルにはならなくて良かった。
ポジティブに捉えると、ぼったくられずにトゥクトゥクに乗るのは相当難しいので、10Bでトゥクトゥクに乗れたのはいい話である。
とはいえ皆さんにはお勧めしない、どこに連れて行かれるかわからないのでしっかり断るのが賢明だと思う。
扁平足大仏
さて、気を取り直してワットポーに向かう。
冷静に考えてなんだよ大仏がご飯食べてるって。
案の定そんなことはなく普通に入場ができた。
ワットポーやワットプラケオは行く方も多いと思うので余り画像を貼ったり詳細な解説はしないでおこうかと思うのだが、これだけは面白かったので貼っておく。

足、平たすぎないか?
扁平足とかいう次元ではない、もしかするとこの仏様は立てないから寝転んでいるのかもしれない。
他にも金ピカの仏像とか高い塔とかいっぱいあって面白い場所だった。続きはご自身の目で。
ちなみに入場料が結構高い、ワットポーに入るのには300B、ワットプラケオは500B、ワットアルンは200Bだ。
タイ国民なら無料とのことで、素晴らしいシステムだと思う、どんどん観光客から搾り取っていけ。
この後ワットプラケオと王宮にも訪れ、エメラルド仏を見たりした。エメラルド仏はその歴史が結構面白いので、是非読んでから訪れて欲しい。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/エメラルド仏
どこから渡る?
ワットポーとワットプラケオを訪れたら、もう一つ訪れたいのが川の向こうにあるワットアルン。この3つはセットで観光名所として語られることも多い。
ところがこのワットアルンを訪れるのが結構難しいのだ。
川の渡り方は基本的には渡し船を用いる(すごく遠回りでよければタクシーやバスもあるが)のだが、観光地だけあって胡散臭い渡し船がいっぱいある。先ほどのもその一つである。
とりあえず河岸をうろちょろしてみるがそもそもどこがボート乗り場なのかもよくわからない。

苦悩の末たどり着いたのがこちらのボート乗り場。
Tha Tianというところで、ここからワットアルンへは直接ボートが出ている。
現地の人情報によるとどうやら5Bで渡れる方法があるっぽいのだが、それは見つけられず、僕たちは30Bで乗ることになった。
https://maps.app.goo.gl/baVXTQbUkQee8AjG6?g_st=ipc

かなりしっかりしたボートに乗り、対岸へ。
ワットアルンへはすぐ着くのだが、ボート自体はもっと種類があり、色んなところへ行くことができる。川沿いのホテルに泊まっているなら交通手段としてもアリかもしれない。
30Bで乗ったのだが、周りにももっと高いツアーを提案してくる業者はいっぱいいるので気をつけて欲しい。さらに安いものの乗り方を知っている方は教えていただけると幸いである。
一応このボート自体は安全に辿り着けたのでそう悪いものではないと思う、ワットアルンはとてつもなく暑かった、熱中症に注意。
さて、この辺りで文字数が6000字に辿り着こうかという感じになってきたので、夕食以降を次の記事に回そうかと思います。多分最終回になる(?)のかな。
はちゃめちゃ旅行記、もう少しお付き合いください、それでは!