学校の授業なんてYouTubeでいいのでは?

2021年11月18日雑記,勉強系

こんにちは、どっふぃーです。

一時は1日2,3万人あたりまで増えていたコロナの感染者ですが、最近はめっきり減ってきて、1日数百人程度までに収まるようになりました。

これが本当なのか嘘なのかはよくわかりませんが、もし本当だった場合はひとまずコロナウイルスとの戦いは休戦状態に入ったといってもいいのかもしれませんね。

しかし、コロナが変えたライフスタイルというのはそう簡単に戻るものでもなく、街を歩けば全員マスクをつけていますし、あらゆるところで検温と消毒が行われています。

そんな中、このコロナ期間中に大きく伸びたのが、YouTubeやTikTokなどの動画配信サービスや、Twitterや InstagramなどのSNS

他人との接触を減らさなければならない中で、実際に会うことなく情報を発信できるという点が世の中に非常にマッチしており、今や多くの人にとって欠かせないツールと言えます。

さて、ここからが本題ですが、このYouTube、コロナ禍に入り多くの人が参入したことで、エンタメ動画だけでなく、専門家による解説系の動画も多く投稿されるようになりました。

当然勉強についても例外ではなく、数学や歴史の解説なんかは山ほど動画が上がっております。

こうなると世の学生はこう思ってしまうわけです。

「あれ?学校なんか行かなくても動画で見れば良くね?」

もちろんクラブ活動や文化祭などのイベントも学校にはありますので全てが互換できるわけではありません。

しかし、授業だけに関していうと教師が作っている動画もたくさんあるわけなので、別に学校に行く必要はないというのはもっともな考えのように感じます。

そこで、動画で勉強をするのは実地に対してどう違うのかをいくつかのポイントから比較してみましょう。

クオリティは?

授業を動画で代替するのなら、当然今までの学校の授業と同等のクオリティが動画にも必要となります。

学校の教員がやればよさそうですが残念ながら基本公務員は副業が出来ないので収益化することができないんですよね。(教育系なら許可がとれるかも?)

となると現職の教員ではない人が動画を作っていることになるわけで、授業としてのクオリティは少し落ちるのではないかと考える人もいるでしょう。

たしかにYouTube界に転がる解説系動画の中には、分かりづらかったり正確さに欠けるものも少なくはありません。

ただし、全部が全部低クオリティなのかというとそんなことは無いんです。

そもそも勉強を教えているのは何も公立の学校教員だけではなく、「私立教員」や、「予備校講師」、あるいは「各分野の専門家」などもおり、こうした人は特に規制もなく動画を投稿することができます。

少し前まではこうした人たちの投稿というのはさほど多くなかったのですが、コロナによりオンライン授業が注目された結果、参入してくる人がかなり増えてきています。

こういった人たちによる動画は、学校で受けられる授業とも遜色ない、あるいは上回るクオリティをもっており、十分に活用できると思われます。

さらにいうと、YouTubeには指導要領なんてものはないため自分の専門分野で勝負する人も多く、かなりコアな話題まで何かしらの解説があります。

この点においては扱う内容が決められている学校の授業よりも上回っているとさえいえるかもしれませんね。

必要な情報は見つけられる

動画での授業の欠点として、自分で必要な動画を探し出さないといけないということがあります。

ある程度知っている範囲について調べるのなら簡単ですが、全く知識のない状況から自分に必要な動画を見つけ出すのは難しく、重要なポイントをすっ飛ばしてしまうことも考えられます。

この点について、学校では、教員が事前にカリキュラムを組んだ上で進んでいくので、聞いてさえいれば内容の取りこぼしというのはほぼなく進むことができますから、動画での学習のデメリットと言えます。

数学や物化はまだ自分でも出来なくはないですが、歴史系になると全く知識のない状態からやるというのはとても難しいでしょうね。

とはいっても、カリキュラムさえあればそれに乗っ取って動画を探せばいいわけなので、もしかすると学習計画を売るようなビジネスはチャンスかもしれません。

それはともかく、完全に1人で学習するというのはまだ動画のみでは難しいかなと感じました。

スタディサプリ的な感じで単元ごとにYouTubeの動画をまとめられるようなサービスができれば解決するかもしれませんね。

一方的な学習になるのでは?

これも動画での学習、あるいはZoomなどを使った学習においてよく言われる問題点です。

教室での授業においては、教員が生徒の様子を逐一見ているので、つまずいている人、余裕のある人を把握することができ、それぞれにあった指導が可能です。

一方オンラインでの学習、特に動画となると、わからないところがあってもケアする人はおらず、自分ができているのかどうかもよくわかりません。

こうなってしまうとやはり定着は難しく、自学というのは苦しいでしょう。

誰かに質問をしようにもメールやビデオ通話では、どこで詰まっているのか把握が難しく、勉強が苦手な人にとっては厳しいものがあります。

ある程度のベースを持った上ならば、このような問題は少ないかと思いますが、基礎から学びたいテーマの場合、動画だけでは困ることも多いかもしれませんね。

動画のメリットは?

ここまでは実地での授業に対して劣っていそうな点を考えてきましたが、当然動画での学習にもメリットはあります。

・時間、場所を気にしなくていい

学校での授業の場合、「始業までに通学して何時から何時まで授業を受けて…」といったことが細かく決まっていますが、動画ならこのようなことを決めなくとも好きな時間にどんな場所でも見ることができます。

無理に学校に赴いて朝から聞きたくもない授業を聞くのに比べれば随分楽になりますね。

やらない人も出るでしょうけど…

・わからない点だけ学べる

どうしても学校の授業というのは複数人に一斉に教えるため、できる人に合わせてどんどん進んでいくというのは難しく、基礎の復習も必要になるものです。

その上雑談も入ってくるので、実は生徒個人の視点で見ると無駄な部分も多いんです。

先生側から見ると様々な生徒がいるので1人のために授業はできませんからね。

この点動画であれば、スキップや早送りも簡単ですし、わからない範囲だけ見ていけばいいので、個々に合った進み方ができます。

これら2点は学校での授業では実現が難しく、動画だからこそできることといえます。

どうですか?動画も結構良さそうでしょ?

ここまでを踏まえて

さて、ここまでのメリット、デメリットを踏まえて、動画学習はアリなのかナシなのか。

僕の結論としては

基礎がしっかりしている高校生、あるいは中2,3あたりからなら動画でもほぼ代替できる

というものです。

どうしても動画だけとなると概念の理解は難しいですので、小学生の間はあまりおすすめされないかと思います。

しかし、一通り導入が終わった中学、高校となってくると、所詮はこれまでの焼き直しですからYouTubeなどでも十分に代替出来る内容となります。

もちろん基礎が固まっており、ある程度自分で計画を立てられることが大前提となりますが、その上でなら動画で勉強するというのも決して悪くはないでしょうね。

まとめ

結局のところ、学校に行ってもダラダラと授業を聞いているようでは大したことは身に付かないですし、それならまだ気軽に手をつけやすいYouTubeなんかも十分可能性はあると思います。

これからさらに利便性は上がっていく分野でしょうから、しばらくすると生徒がで集まっての授業なんて時代遅れと言われる日が来るのかもしれませんね。

それでは今日はこの辺りで。またね!

雑記,勉強系

Posted by doffy